2023年3月31日金曜日

 

 一足お先に
 

桜より先に咲く「サンシュユ」



 冬の前に渡ってくる白鳥、今年の北帰行は早かった、とか
 桜の開花が例年より二週間も早まりそう、だとか
 今年の春は慌てているようにやって来て、目まぐるしい。
  
 確かに、3月に入ってからまとまった雪は降らなかったし
 いつもなら、4月上旬まで留まっている白鳥たちも次々と北へと戻って行った。
 飛んでいく姿を暫く眺めていたが、去っていくのもグループごとで
 理解できる共通言語でもあったなら、
 彼らの世界にも「ルール」があるのかと、尋ねてみたい。

 家の周辺にはシジュウカラが沢山いるが、最近元気が良い。
 彼らの鳴き声にはパターンがあり、一つのまとまりと認識した「言語」で
 伝えあっていると聞いた。
 すでに解読している研究もあるらしく、科学の進歩に恐れ入ったという具合だが、
 天気が良いと休む暇もなく響きわたる彼らの「言語」に、耳を澄ましてしまう。

 




  去年の秋にHさんからいただいた餅米が残っていて....。
  黒千石大豆のきな粉に、Kさんが育てた小豆もあり、突然おはぎを作りたくなった。
  彼岸もとうに過ぎたけど、おはぎを最後に作った日はいつだったのか、
  忘却の彼方に消え去って思い出せない。
  
  仕上げて自己満足の中に、甘み以外の材料は made in Shizukuishi だと気がついた。
  フードマイルはどれくらい?
  さほどないだろうなぁ。。

 


  移動の季節は白鳥だけではなく、人の動きも同様だ。
  北へ南へ 暮らしの拠点が変わることも珍しくもないけれど、
  動きながら考える、考えながら動く。
  どちらも不正解ではないよねと、話の中で着地した。

  一足遅い春も来て、今はそれだけで嬉しい。











  


2023年3月15日水曜日

 

  開花600度の法則

 南側の窓辺に置いたゼラニウム 気づいたら蕾が膨らみ始めていた。


 キッチンで仕事をしている時は大抵ラジオをかけている。

 桜前線の話が流れるようになってきて、もうそういう時期になっているのかと思っていると、「600度の法則」というものがあるのを初めて知った。 天候や気象関係の仕事、或いは植物や樹木の発芽などの研究をしている方は知っているかもしれないが、とても興味深く聞いた。

桜の開花までどのくらいの時間を要するのか。そんなこと考えたこともないけれど、ここではGW前には咲いているかな、天候によほど変化がないと平均してそのあたりかと思っている。

答えは、

2月1日からその日の最高気温を足していき、600℃になる頃には桜が開花する。東京では528℃ぐらいで咲いたとも話していた。 立春の日からではなく、なぜ2月1日から?と思うが毎年大体600℃前後になるらしい。 今度計算してみようと思ったが多分忘れてしまうだろうな。




最後の紅玉を少しだけローストしてみた

 昨年秋に箱買いした紅玉は、

 ①アップルバイやタルト用に煮て冷凍
 ②紅玉ジャムを作り瓶詰め
 ③あまり寒くないところで箱ごと毛布で包んで保存
  ............と、あれこれ工夫していろいろやっていた。

 冷凍は来秋まで持つとして、③の場合はそろそろ終わりに近く名残惜しい。
 酸味がある紅玉の代替はなく年々貴重に、しかも値段も上がっている。
 引き伸ばしてきたがそろそろお終い。
 紅玉の味を知っているからこそ、次の秋にまた会えることを願うばかり。



 
 





2023年2月25日土曜日


  春の色はまだ雪の下


 わずか1mmだった葉が7cmに成長 / 光合成すごい!

 
3月が近づいて来て 
晴れの朝は太陽から降り注ぐ光が雪に反射し眩し過ぎて負けそうになる。
紫外線の反射が80~90%もあるというのもうなずけるが、昨日は室内でもしばらくの間
サングラスをかけていた。いわゆる「雪目」にならないために。

毎朝厳しい氷点下の日が続いた2月、プラスに転じるとそれだけで何だか気分も上がるけれど、北関東では福寿草が満開という....当地は4月上旬(早くて)だから2ヶ月近く違うことになる。 せめて気分は春にと、パステルカラーのお菓子を作ろうかなと思っている。




オーガニック雫石の高橋さんからよりどりみどりの越冬根菜をいただいた。
会の活動報告会での変身を依頼され...
「変身」ねぇ...カフカが先に出てくるけれど、はて、英語ではどう表現したかなぁと思い出したのが transform。
ガンダムの名残があるのか何だかしっくり来ない。
変身のイメージって、メタモルフォーゼじゃないの?と懐かしい言葉を思い出す。
Metamorphoseはドイツ語だったことも忘れていたけれど、ギリシヤ語由来ということも
よく知らないでいた。

「メタ」というと最近よく聞く「メタバース」。
インターネットを介して利用する仮想空間とのことらしいが、メタは超越したという意味とある。ここで何となく理解は進んだが、メタメタとなると粘着性に転じたもの、タールや水飴のような日本語〔オノマトペ)が出て来て、笑ってしまった。

変身の依頼からここまで発展するとは思いもしなかったが、そういうことでお題をいただきあれこれ思考の境地。赤大根やビーツは色素が赤いだけに変身は楽そう。



 







〈最も簡単な方法〉


赤大根は軽く塩をしたのち、食酢に数分浸すと
化学反応で真っ赤なバラの花のような色合いに。
丸めてみたり並べてみたり、差し色になる。
それにしても真紅!




今朝は一面新しい雪で覆われ、春はまたまた雪の下にて待機ということらしい。


預かっている野菜の「変身」は少し考慮する時間をいただき、
春になる前にかぼちゃを食べないと、とプリンに変身させることを思いついた日となった。

活動報告会までは三週間の猶予があり、
その頃には春直前となっていることを願うのみ。























2023年1月25日水曜日

 

 Cold week


  これだけ気温が低いと、暖色を眺めているだけでもいいとなる。



 去年の暮れ、新しい手帳を買おうと文具店に出かけたが、冊数とそのバリエーションに、どこに買う基準を求めたら良いのやら、とまどってしまった。

カラーもそうだが、大きさや厚さ、書きやすいか否かと数冊手に取ってあれこれ比較したが今一つ決定できず1月まで持ち越してしまった。とりたて急ぐものでもないし、今はスマホに入っているMemo機能を利用する人もいるけど、「紙」に慣れてしまった。

1年の計は立てないがー思うようにいくはずはないー天候、積雪に気温などを日付の横に書く習慣などメモ的な使い方が一番しっくりくることに数年前気づいた。備忘録といったところか。

住所録欄が消え、パスワードや IDページ欄が新しく追加され、時代の変遷=IT 時代に否応なくいるのだと認識させられた感がある一方、先勝・友引・先負など、縁起の良し悪しを占う際の考えに沿った六曜は外されていないのが興味深い。

と、気づいたら1時間以上もニラメッッコしていた事に半ば呆れてしまった。 消去法で3冊まで絞り後は単なる感覚で1冊を決めた。

躊躇した理由は分かっているだけに再び呆れてしまった。

               




皆で育てた黒千石大豆を還元するべく

黒千石と鬼胡桃のビスコッティ

隠し味に2年熟成の味噌も入っている。

 
生地に米粉を50%入れてみたが評判は良く、商品にしたら?と煽てられたが社交辞令と受け止めておこう。かれこれ6〜8回は焼いてレシピは確立した(と思っているだけか)


 小正月も大寒も過ぎて、本当の寒さはこれから立春までの二週間。

そう見ていたらその通りの寒さが居座っている。一年の計は思うようにいかないのは世の常だが、寒さだけは予想どおりにやってきた。
天気図を見ると日本列島全体が群青色で覆われて、この期間はフリーザーもいらないかもしれない。かのロシアでも最も寒いと言われるオイミャコン「Öymököön」
マイナス60℃に比べると暖かいのだから、と言っても今日は朝がマイナス10℃、最高でもマイナス8℃。近年の記憶にはない。
New手帳!を見ると(アメダスでもいいが)3日前はマイナス13℃のプラス1℃。
薪ストーブの暖かさに救われているが、予報ではこれがあと1週間は続く、とか。

もはやコールドゲームにしたい気分でもある。




窓辺の「春」/ 豆苗2回戦







2022年12月31日土曜日





 




晴れた朝に見られる氷の蕾

 放射冷却の成せる技だね。


 


 



とても穏やかな今年最後の日

昼過ぎ、杉の木の下にいるカモシカを発見した。                      

笹の葉や周囲の木の枝先に張り付いた新芽をむしり食べていた。滅多に見つけることもないのでしばし観察することに。

周りを気にするわけでもなくゆったりとランチタイム...というより、自然界の中で生きている彼らが最小の「食」を確保している現実だ。天然の日本カモシカの寿命は平均5年と言われているのだから厳しいのは当然かもしれない。



ぼやけているが、12年前突然現れたカモシカ 微動だにせず。


木の幹と同色で漫然と見ていると気づかないが、偶然視界に入ってきただけでも嬉しいことであり、外を眺めていながら本当はしっかり見ていなかったことになる。

年末は一年でも最もメリハリがある月かもしれない。特に、コロナ禍から3年ぶりに行動制限もない今年は何だか皆がバタバタしているようにも映る。それが人間の特性かなとふと思ってしまった。カモシカの行動と比較しても仕方ないけれど。


自然が大好きな方 蝦夷の生き方にヒントを得て現代を模索している方たち 木が大好きな方 そして昆虫の研究者.....多様な歩き方で歩幅もいろいろ。なんだかいいと思えた日々も多かった。








秋に取っておいた蔓

枯葉やノイバラも一緒に丸くなる。








2022年12月23日金曜日


  Christmas は何拍子?


     雪が降った8日の朝 / 快晴

  天気を含めての気象情報、
  12月に入ってからは特に気になることかもしれない。
  最低気温に最高気温、そして積雪量は?と、夜に朝に確認してしまう。
  厳しい自然に対し、半分諦めのココロ構えしかできないけれど
  風もなく穏やかで、
  雲ひとつもない青い空の下で見上げる景色は確かに美しい。寒いけれど。
  

 








走り続けて止まることを知らない子供のように、
雪は降り続ける。
枝の上に積もった雪をじっと眺めていると、
ヘラジカの角に見えてきて、
かと思うと、白珊瑚のようにも。
湿雪なゆえ、相当重いはず。
除雪機械泣かせの、水分を沢山含んだ雪の一日。








11月に鉢上げした時に折れてしまったゼラニウム
そのまま捨てるのは忍びなく、水に挿したら開花した。
すっかり白い世界となった冬に挿し色の赤が映える。
今度は発根しないかなぁと、つい「欲」が出る。。

      



 

ラジオはよく聞くが、今年はクリスマスの曲がほとんどかからないことにふと気がついた。

長引くコロナにウクライナ問題、インフレ円安と、変化する社会状況から来る不安な気持ちになんとなく遠慮してしまう、そんなムードもあるのかもしれない。


まだ道半ば / ガナッシュを層に入れてます。


 Christmas  に関連したwaltz を今朝聴いた。 チェロの音にはゆったりと心地よくなる周波数があるらしいけれど、その幅はとても広いはず。220Hzが良いと言う人、150Hz以下が良いのだという意見様々でも、湿った音とその「ゆらぎ」が今朝の雪景色とシンクロしてしまった。


夕方 / 近くの森
冬至は昨日でしたねぇ...






               

2022年11月30日水曜日

 

 冬の音



 Wさんの草地に沢山の「クサイチゴ」


 二週間前のこと
 住んでいる雫石から西に約30km離れた西和賀町に住むWさんの農地へお邪魔した。
 ここより冬は雪が多く標高もあるが、目から鱗の話を数々伺った。
 有機農業への試行錯誤は、
 チャレンジング精神が不可欠なことだけど、発見が沢山あり教えられる、と。

 西和賀町はリンドウの生産も盛んで、Wさんも4反作付けしている。
 1反の面積は1,000m2、つまり300坪の広さ×4=1200坪 すごい。
 以前は「反」とか「ヘクタール」に「アール」など様々あって
 その面積を置き換えて把握するに至るまで時間がかかったが、
 今は少し分かるようになったかな。

 イタリアの古代小麦も作付けしたが去年は大雪で良くなかった反面、
 もともとある南部小麦は収穫も良く、種子の保存を考えると在来種は強い。
 古くから育ててきた品種は、間違えなければやはり適していると話していた。
 
 気候や土、長い時間をかけてその地に適合したものだけに
 人間が生き延びてこれたものを作付けして繋げてきた長い道のりを感じた。

 この他にも有機の田んぼに大蒜、たらの木etc,   
 広島県出身のWさんは一人でやっている。
 しかも文学部の出なのに東京の出版社に勤めてからの「脱」ナントカ。
 いろいろな生き方があるという一つの形を見せていただいた。
 


      草苺の実はラズベリーに似ていて、ワイルドストロベリーのよう。
      ベリー類はいろいろ研究して来年が楽しみと話していた。


沢内の原風景
今年はまだ雪はなし 明後日は雪だるまマークついている。






  紅葉は今ひとつとか、なんだかんだと呟きながらも
  家の周辺のもみじは幾分持ち返し、美しい眺めとなり今年も終了。
  11月は暖かい日が多く、昨日は夕方でも11℃もあった。
  去年は勤労感謝の23日に結構な積雪を迎えていただけに
        天候は毎年同じではないけれど、これで良いのだろうかと、
  すっかり葉を落として清々とした木々にも聞いてみたい心境にかられる。


  明日からいよいよ12月だなんて。