Improvisation
奉納ライブに行って来た。
会場は湯殿山金剛珠院、盛岡市にあるお寺。
スウェーデンから来たDavid Stackenäs氏(ギター)と
ペンシルバニア在住の中谷達也氏(パーカッション)のデュオで始まった
即興Liveは、想像を超えていた。
拍子などの決まりなく、メロディラインもあるようでない・・
二人の感性が会場の空気を染めていく。
パーカッションのMr.中谷、
ありとあらゆる素材から奏でる音は、激しさと静寂さの中にワタシたちを包み込む。
20分以上も続くソロの部分を見ていて、不思議なことに気づいた。
「手抜きをしない」アクティブな動きは、キッチンで働く自分の姿と交錯する。
ソースパンのフタを開けたり閉めたりしながら、同時に隣のフライパンで肉や魚を焼く。
その間にオーブンの火加減を確認する・・・・。
汗びっしょりになって演奏する姿はプロの魂そのもので、
ワタシも同じように真剣に向き合う意識になる。
動画は19日に新宿で行われたLive
後半は住職による「声明」(しょうみょう)と盛岡勢とのDUO共演。
チューバ・ウッドベース・シンセ・サックスらの楽器が加わった。
お寺の空間をそれぞれの音が浮遊し始め、一人ひとりの魂が交信しているかのよう。
天井に曼荼羅の絵があった。
時には宇宙へのいざないも感じるような即興演奏は世界観が変わるようで、
まさしく曼荼羅ではないか、と思ってしまった。
頭の中で脳内革命が起きたかもしれない
キバラヘリカメムシ・・とか言うらしい。
新顔を発見したのは10日ほど前だった。
掃除機をかけながら鉢を動かそうとした時、オリヅルランの陰にいたのを偶然見つけた。
何となく、そのままにしてあげようと思い知らんぷりしていたのだが、
そのカメムシのことなどもうすっかり忘れていた・・・・。
今朝、鉢に水やりしようと近づいた瞬間、偶然その「奴」と目が合った。
(目が合うというのは正しいかどうかワカリマセン)
同じ場所に10日間もいるなんてどんな生態をしているのだろう!!
妙な感動を受け、しばらく観察していたが、夕方見てもまだ同じ場所にいた。
岩手に来るまで「カメムシ」という虫の存在は知らなかった。
あの特有の臭いを表現するのはむずかしいが、
一度嗅いだら忘れることはできないくらい嗅覚が敏感になる。
かつてはメキシコの王様の珍味、と言うのを聞いたことがあるが
ちょっとそれは遠慮しておこう、と思ったものだ。
薪の中の隙間にひそんで越冬する虫はけっこういる。
てんとう虫や蜂、もちろんカメムシも。
生き延びて子孫を残すための防衛本能なのか、そうやって厳しい冬に耐えている。
そんな状態で室内に薪と共に「侵入」し、暖かい状態に慣れた頃、
ブンブン飛び出してくるのだ。
そして今日、10日ぶりで見かけたのは「キバラヘリカメムシ」らしいことが分かった。
背中はカカオ色、腹の部分は奇麗なグリーン色、足の部分はカカオとグリーンのツートンカラー。
Artだ。
もう少し観察してみよう。
「ワタシはここにいる」のだから。
まぶしいほど晴れた朝の岩手山、いつもと違う角度から。
どこまでも広がる雪で整然と見える野原と田んぼ
春になって、一面緑に萌え上がる光景を想像できるだろうか。
気温が低い分だけ空気が澄み切っていて、別の姿を見せている。
自然は常に変化があり昨日と同じ日はなく、だからこそ飽きない。
水耕栽培
大根の胴体を切った部分からあれよあれよと伸びて、
ご覧の通り開花寸前。
人参やかぶなども同様についつい「水耕栽培」?してしまう冬、
室内の温度はさほど高くなくても、
今頃になると春を察知しつぼみをつける。
水に活けて1ヶ月のカットしたさつまいもも気持ちよさそうに根を伸ばし、
のびのび成長した葉と見事な蔓は、ちょっとした観葉植物になるから嬉しくなる。
やれ大寒だ、立春だと気づくのはカレンダーを見た後、
ということがよくある。
それよりも、
日差しの角度の変化や、小さな鉢の中の花の芽吹きに、時間の経過を実感する。
見えるようで見えない時間の流れにいるワタシたち・・・か。
「三寒四温」まではもう少し
春が何となく近づいて来ているような気がしていたのは早とちりだった。
昨日の朝の積雪、およそ20㎝もあっただろうか。
暖かくなるにつれて降る、いわゆる春の雪は湿っていて重い。
うんと寒く積雪の多い冬は、意外と雪解けが早く
春の訪れも早いと教えられたことがある。
雪が土を覆う分だけ土の中の温度もしっかり守られ、
地熱が上がってくる春に一気に溶け出すのではないかということだ。
教えてくれたNさんは数年前に亡くなってしまったけれど
林業を長くやっていただけに自然を読む目も確かだった。
「人生70年もやっていれば、冬も70回経験しているからな・・」
なるほど。
彼の予言を楽しみに春を待つ事にしよう。
それにしても、背筋まっすぐ空を見上げている木立の面々
朝日を受け何を想う・・・。