エピジェネティクス
木々の葉たちも光の中で風に吹かれ気持ち良さそう。
一昨日の朝、行政区の方がいらした。
実はその前にもいらしたそうだが、不在だったため二度目の訪問。
留守かどうか分からず玄関前でしばし佇んでいた時のことを話してくれた。
我が家と彼女の家は裏の林と沢を跨いでごくわずかなのに、
ここは、沢山の鳥たちが鳴いていて、何て気持ちが良い、と。
毎年春の繁殖時、様々な鳥の鳴き声が聞こえるけれど
今年は特に賑やかで、その違いは感じていた。
ウグイスを知らない人はいないが、
多種多様な美しい鳴き声を出すクロツグミはさながらオーケストラのよう
シジュウカラは本当に始終規則正しく高い声でずっと鳴いている。
ヒヨドリは地味だが、必ずペアで空中の木々の間を縦横無尽に飛んでいる。
住宅地で育ったこともあり、鳥はカラスとスズメくらいしか知らなかったが
人間以外の動植物がこれだけ存在していることも、ここならではの発見。
鳥の声に耳を澄ましながらとても気持ちが良かった、と
いつになく楽しそうに話し、こちらも暖かい気分をいただいた。
木々が多いと落葉の半端なさの量にため息も出る反面
だからこそ鳥たちが好んでやって来るのかもしれない。
ハリギリ、タラボ、ワラビにホンナ....etc.
百合山葵から始まり、
山の菜の摘み立ては本当に新鮮。
天麩羅に塩。
これ得意!
「たられば」
もし、あの時こうしていたら...
もし、その時こう話していれば...
振り返ってそう思う時というのは後悔や、誤選択など入り混じっているからであり、
取ってきた行動への否定かもしれない。
美味しいものを食べて微笑んでいる時には出てこないし
落語を聞いてゲラゲラ笑う時にも現れてこないものだ。
何か作業に集中している時にも浮かんでこない。
環境も少しずつ変化してきて、相互に揺れている。
「エピジェネティクス」
社会的環境がもたらす生物学的反応のことを言うらしい。
科学が進み、いろいろな現象や物事を分析、解明できる時代になり
聞いたこともない用語も入ってくるけれど、シロウトにはまだまだ難解な世界。
DNA判定こそポピュラーなものになってはいるが、
親から受け継いだモノは不変なものと思いきや、
どのように生きるかにより、
環境や経験がその人の内外に装飾され2つの螺旋に刻まれていく.....
運命を決定づけるのではないということが明らかになってきた、という話。
化学物質の影響でエピジェネティクスが変化し遺伝子の機能も変化する。
そういうものが多くの病気の原因ともなるという研究は聞いたことがあった。
環境がヒトの健康や生き方に及ぼす影響というのはあるだろうなぁ。
さて、ここでの暮らしもさまざまな影響はあったと思いながらも
もっと前にこういう話を聞いていればなぁ〜
あ、これが「たられば」なのである!
でも、全ては唯一無二ということなんだ。