秋を食べる
今年の紅葉は「赤」が少ないと殆どの人が言う。
その「赤」とは、もみじ。
敷地内のもみじは毎年鮮やかで真紅な色を見せてくれるが今年は違った。
紅くなれず薄茶色にチリチリと身を焦がすように地面に落ちていく。
まるでもみじ自体が不完全燃焼をしているようだが、
見渡すと他の木々も元気がないように映ってくる。
でも、それは鮮やかな秋ばかり願うのは人間の勝手な都合であり、
それなりの秋も、美しいと思い直している。
岩手山に初雪が観測されたのは10月中旬だったか、
0℃に下がった朝は驚いたけれど、例年より9日早かった。
今の時点で頂上にすら白いものはなく、16℃まで上がった今日は暖かかった。
暖かいのは暮らしを主体に考えると楽なことではある。
とは言っても、ゆらゆらと複雑に相反する気分も何処かあり、
順番どうりであれば冬はやっぱり来るのだろうな、となってしまう。