住んでいる町は「永続地帯」
ショウジョウバカマ
4月に入ってからもマイナス気温の朝があったり、最高気温が25℃近くなったり、どこを基準にしていいのやら戸惑いそうになる。そうかと思うと明日の朝はなんと雪マークが! 近隣を走ると残雪がまだ居残りをしていて、冬と春の間でめまぐるしい.....。
黄金色のテンを続けて2回見かけ、4匹のリスが縦横無尽に駆け回る風景にも遭遇した。 アオゲラが毎朝のように通って来て軒下になんとか穴をあけようと様子を伺っている。寒くてもヒナの鳴き声があちこちから聞こえ、自然の中の生物たちが持つ命の力強さを見るにつけ、まさにセンス・オブ・ワンダーの「春編」だと感じる。
フクジュソウ
名前に「福」と「寿」が入る。
雪解けの春一番に咲くことから
オメデタイということらしい。
地味だけど春告げの花
住んでいる町の食料自給率は266%、再生可能エネルギー自給率は169%。
食料とエネルギー、この両方ともに自給率が100%を超える市町村は「永続地帯」と呼ばれ、国内ではわずか70箇所、岩手県では住んでいる雫石を含む4箇ヶ所のみ(2019年度のISEPデータ)。
確かに大規模な地熱発電所があり、原野にメガソーラーがあり、
岩手山の裾野に広がる田園に、町の面積(609㎢)の50%を超える森林がある。
合言葉ではないけれど、山と言えば川もある。
あるのが当たり前のように暮らしてきた歴史もあるけれど、永続地帯などと大それた言葉などほとんど知る機会もない人が大多数。
そう言うワタシも、環境エネルギー政策研究所(通称 / ISEP)というところが毎年出している「永続地帯報告書」で知ったのは7年前くらいだったか......。
新日本紀行(NHKアーカイブかな?)で見られる50年前の町や村での人々の暮らし。 すでに人の流出や自然環境や仕事が著しく変化していると話している。
さらにその50年前だと戦前の1920年、激変の時代に同様のことを語っていたのではないか。
人間の寿命だとすごい前に感じるが、地球規模ではたった50年、100年は瞬きのようなもの。
暮らし方が変わるのも頷ける。
ヒト社会の変化というより、「進展」という言葉の方がしっくりくるかもと思えるけれど、
鳥やタヌキのように淡々と暮らせない人間の宿命のような気がしている。
そんな風に考えるとなんと切ない生きものなのだろう、人間は。
世界の情勢を見るにつけ、築き上げてきたものもいずれ儚く消えてゆくのだろうな、とか
神妙になってしまうが、謙虚にもなる。。
冬が終わると春になるということは変わっていない?
雪解けの沢づたいに広がる水芭蕉はそう話しているかも。
