アンテナは高く、前を向いて
積層となっていた山のような雪も、気がつけばほとんどなくなるまでになった。 今日の雨で、恐らく消滅?するのではないかと外を見ながら名残雪に目が行った。 冬の間音もなく降り続いた雪は、春を迎え音もないまま去っていく。 淡々とした自然のサイクルに、毎年の事ながらため息をついてしまう。 •••この場合の「ため息」は自然のサイクルに逆行しがちな日頃の人間の業だ。 比較的ゆっくり時間がとれる朝食時、周囲の木々の変化に気づくことがある。 幹に苔が沢山ついたものは、いわゆる病気になっていて木肌もサメザメとしていて 黙って見ていると、コゲラなどの鳥がやって来てついばんでいる。 さらに良く観察していると、 どうやら病気になってしまった木についた虫をついばんでいることに気がつくのだ。 そうか、待っている先がある。 やがて木は朽ちていきながらもその過程での役割があるのだな、と。 朽ちて土に横たわる時が来ても、様々な虫や植物たちの栄養源になったり寝床になるのだ、と。
自然界に、ムダなものはない。 四月の雨は冷たいと言われるが、 北で暮らすワタシたちにしてみれば、雪解けと共に恵みをもたらす季節の始まりを予感させる。 長い冬が今やっと終わるのは、 雪のない地方に住む人たちの何倍も喜ばしく、嬉々としてしまうのかもしれない。 花粉症に悩む人たちは…..辛い季節かもしれないが。 自然の声に耳を傾け、何をして生きていくのかと考える時に心のアンテナを上げて 歩いていくことがジブンとしての自然体であるのかと、雨の日にふと思う。
