幸せのカタチ...
フィンランドの建築家「アルヴォ・アールト」。 先日訪れたフィンランド展の一角に設けられた『アールト』のイス の面々。 自由に座っても良い、ということで座り心地をイロイロ試してみた。 無論ワタシたちだけではなく、訪れていた方たちもそれぞれの座り 心地を実感していた。
背もたれのカーブや座のくぼみ、クッションの堅さ、柔らかさ。 中には「ちょっと固いナ」と思われるものもあったが、 総じて非常に座り易い一体感があり「このまま座っていたいナ」と 思ってしまう。 大分前に博物館(ユバスキュラだったかな?)を訪問したことがある。 椅子は勿論、ドローイングや縮尺された建物の模型、作品群の写真...etc 木材の表現が独特で、天井や階段の手すりまで、曲線的なうねりが 圧巻だった。 その後、ムーラメという小さな村の、これまた小さなコテージに宿 泊し、教会にも足を運んだ。 木造りの簡素な教会の中には、何と託児室まで設けてあり、 神聖な空間に、騒いでもいい?と、幼い子どもたちへの配慮。 防音まで備えたその託児室はまさにフィンランド的空間で、小さな 赤い椅子が印象的だった。 なぜかディティールまで突然甦り、白夜の北欧にタイムスリップし てしまった。 アールトに限らず、他の人の作品にでも思うことがある。 どんな思いを持ってこのカーブを作ったのだろうか、 丸みの部分は握った時のなじみが手のひらにしっくり来る、とか。 作品に作者の思いを重ね、想像することで小さな幸せを見つけるこ とがある。 ちょっと大げさだが....。

