2011年1月19日水曜日


消火訓練・・ではなく、除雪作業中のY





県立美術館で開催している「ハンス・コパー」展
20世紀後半にイギリスで活躍した陶芸家だが、
写真でしか知らなかった彼の作品にようやく出会うことができた。
今回は「ルーシー・リー(Lucy Rie)の作品も同時に展示される、
ということでとても楽しみにしていた。
フラワーベースやコーヒーカップなど沢山の作品のどれもが嫌みがなく
包容力にあふれ、心が温かくなった。





陶芸に限らず、作品には、作り手の人間性が表れると思っている。
文学も絵画も、木工や鉄瓶にだって作り手の感性が映し出されると思っている。
それは料理の世界にも本質的に通ずることだと、日頃思って向き合うようにしているのだが。


ハンスとルーシーの(友達みたく言っちゃって!)作品の共通性を考えてみた。
力任せではない、つまり権威的ではなく、人の暮しに寄り添うような
静かさと暖かさと、技術に裏打ちされたていねいな仕上がりだ、と。


ていねいに仕上げる…
暮しの中の作業にも同様に言えることに気づかされる。
簡単なようで実はむずかしい。


92歳まで生きたルーシー・リー、
轆轤(ロクロ)と向き合いながら何を考えたのだろうか?
きっと何も考えず無心だったのかもしれない。

ハンス・コパー展は2/13まで。(岩手県立美術館)