月の半ばを過ぎると、なぜか日にちの感覚が鈍ってくる。 おとといは15日。月の真ん中でありながら歴史的な日でもあった。 かと言っても、戦後世代にとって歴史の持つ重みや悲惨な時代があった事実を想像することは難しく、 せめて「体験者」の証言を聞いたり読んだり、心に留めておくくらいか。「戻してはいけない」と。
いつもなら、「お墓参りの時期なのねェ」と多忙の最中に便乗し時期をずらして行くのが常だった。 だが2013はちょっと違う。「行きたい」ところがあったのだ。 心の中での対話をのぞむ必要性を感じ、2時間かけて寺まで車を走らせた。 トルコキキョウに紫のりんどう、知人からいただいた手びねりの白檀香を携えて。
幼い頃よく遊んだ寺の境内はいつ行っても整然としてて、 納骨堂の脇にそびえるけやきは周辺を見下ろすまでの巨木になった。 羽根つきや「ダルマさん転んだ」、冬には雪遊びと ワタシたち子どもらのワンダーランドだったことを細部にわたって思い出す。 戻らない日々なのに色あせず、振り向けば一瞬子どもに帰ることさえできるなんて 幼少時は見るものすべて出会いの連続で、新鮮だった。
盆踊りもあちこちで始まる時期
編み笠をかぶって、生者と死者が語らいをする。
いつだったか書いたような記憶があるなぁ・・・


