千里の道も一里から/小屋が出来るまで
雨と雷で荒れた一日。 夏に食べるかき氷、放置しておくと溶けて高さが低くなるように、 雪の固まりも気温の上昇に伴いどんどん圧縮されていく。 ヤギの「家」となるはずだったウラの小屋は、土台づくりから始まった。 いわゆる「たたき」を作ることだが、土地の高低差を図り、木枠で囲み、生コンを流す。 ということでミキサー車が到着したのだが、 ミキサー車はドボドボと枠の中に流して「さようなら〜♬」と帰って行く。 その後は人力で平に馴らし、レベルを取ることに。。。 わずか16㎡たらずの面積。 朝の10時に生コンを流し、休憩なし、お昼抜きで夕方までかかったのだから、 何と甘く考えていたのだろうか、「素人の浅はかさ」の何者でもない。 生コンは、あれだけなめらかなソフトクリームのように見えたのに、 平にならす時のその抵抗感は、まるで泥沼に落ちてもがく「蟻」のようだ。
コンクリートが固まる前に作業を終えなければならず、 無計画+甘さ=先が見えない。ほとほと疲れ切ってしまった初日、だった。 ローマは一日にしてならず、千里の道も一里から... いろいろな名言が頭をよぎっても、勇気づけられる前に疲労感が先に立つ。 とにかく、スタートした小屋づくり、後にはもう引けない。。。
〈一応、補強に鉄筋なども碁盤の目のように入れたけど〉
〈平に馴らす...と言っても、腰が痛くなってもう限界〉
5年前にウチに来た「ノラ」と「ソラ」。 ヤギのチーズを作れたら.....の願いは残念ながら叶わなかったが、 彼女たちがいたおかげで今がある。
業者に頼めば手っ取り早いが、材料費以外にも工賃等でお金が掛かりすぎることから 結局小屋は自分達で建てることにした。 セルフビルドでやってみたかった理由も色々あるが、 それはここでの暮らしとも関係している。 また、続く。。。


