2013 から 2014 へ
「自分と出会う」
1999年の朝日新聞に、こんなタイトルで載っているシリーズがあった。
世相や文学や科学など、いろんな角度からの興味深い言葉があった。
切り抜いて何処かにはさんだままになっていたのが出て来て懐かしむ。
14年前の記事はいわゆるセピア色に変わっていたが、妙に新鮮に感じた。
まもなく明ける2013年は、いつ何処で何をしてたのか、
正確なメモリーはないけれど、どことなく追われていた1年だった。
今年6月に亡くなった、なだいなださん
自分のことを「シニカルな人間観察者」と評していたけれど、
「自分と出会う」の中ではヒューマニストの印象を感じた。
また、「矛盾する自分」とも言うのが「平和」の事についてだ。
平和主義者だと自負していたのに、
友人とその平和について話しているうち、意見が異なり喧嘩しそうになった。
「何が平和シュギだ、まるでマンガではないか」とはっとしたそうだ。
言葉で理解できると思っていたのがそうではなかった。
話しの中で「分かったような気がしている」だけだと悟った、と書いている。
《 かぼちゃのプリンと
凍らせただけの柿のシャーベット 》
柿の変化を楽しめる❤
ついでに(?)思い出したのが、養老孟司さんの「バカの壁」
「分かったような気がする」と似たようなことを述べている。
簡単に分かったなんて言ってはいけないンだなぁ、とまた思ってしまったのだから
説得力あるけれど、きっとまたすぐ忘れてしまうんだろうなぁとも思う。
「自分と出会う」などと言っても、去年と今年の自分は違っているかもしれないし
常に「探す旅」をし続けることなのかもしれない。結局は。
この1週間は殆ど雪も降らず静かな穏やかな日が続いています。
天気予報も雪だるまがあまりなく、と言ってもこのままでは終わらない?
豆を煮たり、昆布とかつおで出汁を取ったり、合間に掃除してもう終わりだなんて。
それではまた来年。