バーモントの視点/岩手との関連性 その②

金子さんのお話から。(続編)
日本では後継者問題がある中、有機農業を目指す若い世代も少しずつ増えている、と聞いた。
直接的きっかけを作ったrural vermontの存在は大きい。
エネルギー/住宅の話から……..
●原子力発電所は一カ所あるが、この3月で40年を迎え、廃止か、延長稼働となった。
バーモント州では何と圧倒的多数が廃炉と「反対」を表明したのだが、
アメリカでは原発の存続の是非を下す権利を所有しているのは
唯一NRC(National Regulation Committee)だとか。
そこが「yes!」とオーケーを出せば、例えばもう20年運転が可能になることもある….。
バーモント州では反対を貫こうと一丸になって国と闘い?
3月下旬にはその判決が出る、と言っていた。
気になるなぁ。。。。
●薪ストーブの普及率はおよそ10%だが、普及しすぎると燃料の木が不足する懸念もあり、
エネルギーの問題はいずこも同じで、自然エネルギーの導入は待ったなしだ。
「transition town 」。初めて聞く言葉があった。
ピークオイルと気候変動の危機を受け、地域の資源を最大限活用しながら、
脱石油型社会へ移行してゆくことらしい。
ソーラーパネルの導入の援助があり、資金は町から借り入れることができる。
そしてその返済は、毎年の固定資産税と一緒に払ってゆく、と。
家主が代わったとしても、返済も新しい家主が払う、という仕組み。おもしろい。