2011年2月28日月曜日


西の空に



久しぶりに「戦場のメリークリスマス」を聴いた。車の中で。
ご存知、坂本龍一の作品だが、よく知っているあの「メリークリスマス」ではなかった。
それは、互いに向き合う二つの空気の層が、水のエネルギーを受けながら揺れている、
というか、水の流れを外から眺めているような、そんな印象を受けた。
一つ一つの音が水の中で揺れながら動いて、ゆっくりとした旋律をハモっているような、
聞きながら浮かんでくるイメージは、水の世界だった。









世界のあちこちでコンサートをすると、一番リクエストが多いのがなぜかこの曲だと聞いた。
第二次世界大戦下、ジャワの日本軍俘虜収容所内の出来事が舞台になっている映画の曲だ。
重い内容だからこそ旋律の美しい曲が辛く響き、戦争がもたらす悲劇を浮き彫りにしていた。

ふと、世界に目を転じると、
戦いは終わる事なくいつの時代もどこかで常に起きている。
チュニジアに始まりエジプト・リビア・・。
体制派と反体制派の武力衝突が始まり、双方に犠牲者がでている。
武器に頼るのではなく、対話で解決してほしい